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イスラエル (その1)

〜人々の暮らしと宗教、歴史〜


聖都「エルサレム」

この都市の旧市街には、

ユダヤ教第一の聖地である「嘆きの壁」

キリスト教第一の聖地である「聖墳墓教会」

イスラム教第三の聖地である「岩のドーム」

共存しています。1967年の第三次中東戦争後、

イスラエル軍がこの町を占領しています。

 

ユダヤ教の三大祝祭の一つ、「仮庵の祭(スコット)」

ユダヤ民族の「出エジプト」(紀元前13〜12世紀頃)後、

祖先が荒野を放浪した時の生活を記念して行われます。

ユダヤ暦の第7月(陽暦の9〜10月)の

15日から1週間続き、「キップ」と呼ばれる

皿のような帽子をかぶったユダヤ教徒の人々が

シュロの葉を持って祈りを捧げます。

 

この日は世界中からユダヤ教を信仰する

人々が集まります。

写真はイエメンから来たユダヤ教徒の人々が

用意した食べ物。ユダヤ教には「コシェル」

呼ばれる厳しい食事制限があり、

限られた食材で料理を作らなくてはなりません。

 

この日のガードは厳重。

警備するイスラエル軍兵士。

1948年の独立以来、4回の中東戦争を

経験しているイスラエルには兵役があります。

後ろに見えるのは「岩のドーム」。

 

新市街にある市場の

「マフネ・イェフダ」

イスラエル人が多く利用しています。

沙漠の多い中東の中にあって、

イスラエルでは高い灌漑技術を用いた

農業が盛ん。

野菜や果物は安くておいしい。

 

「仮庵」

祭のあいだの1週間、

ユダヤ教の人々は

この家のなかで家族とともに食事します。

敬虔さに差があるものの、人々の生活に

宗教は根強く息づいているのです。

 

エルサレムの中世の様子。

ギリシア正教会やアルメニア正教会の

修道士、ヨーロッパ人、トルコ兵などが

行き交う。かつては異なる民族、宗教が

共存する都市でした。

ダビデの塔近くの博物館にて。

 

ユダヤ教の教師の「ラビ」

この歌手は結構人気があるらしいとのこと。

イスラエルの国語の「ヘブライ語」

日常語としては3世紀頃に滅んでいましたが、

宗教の言葉として生き続け、イスラエル建国の際、

エリエゼル・ベン・イェフダの努力により復活したのです。

 

古代イスラエル建国の王、

ダヴィデ生誕三千年記念のパレード。

ちなみに、イスラエルの国旗に

記されている星は「ダヴィデの星」と呼ばれ、

王の軍隊の盾にこの印象を刻んだと言われています。

国旗に走る二本の青い線はそれぞれ、

ナイル川とティグリス・ユーフラテス川を表し、

旧約聖書の中の「ナイル川とティグリス・

ユーフラテス川の間の地を(ユダヤ民族に)

与える」との記述に基づいています。

 

祭を見る子供たち。

いろんな民族の血が混ざっているせいか、

イスラエル人の顔かたちはさまざま。

ユダヤ人は主に、

ヨーロッパ系の「アシュケナージ」

アフリカ系の「セファルディーム」に大別されます。

(1995年10月)

その2に続く


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